スキューバダイビングの方法

泳げなくても大丈夫ですか?無理ですよ!
泳げるということは水に対する恐怖心をなくして水を楽しめることなのです。
ですからやはり泳ぎが基本となります。
プール(真水)よりは海(海水)の方がはるかに体は浮きます。しかし、プールでの練習では、
シュノーケルで15メートルもぐって移動できる人でないと何かトラブルに巻き込まれたとき
大変危険ですよ。
PADYのような安全なところで充分練習し、海に慣れる練習をしましょう。
とにかく海底の中で、どのようなトラブルが発生しても安全に浮上できる訓練を
しておかないとダメですよ。

タンクの中身は酸素・窒素ですか?
普通の空気ですよ。
普通私たちが呼吸している空気の200倍にも圧縮された空気がタンクに入っています。
レギュレーターという装置をとおして減圧して陸上と同じように呼吸ができるようにしています。
深海へもぐる時は、窒素を用いる時がありますが、普通は使用しません。

下記は、私たちが20数年前に教えられた方法です。

 

 

サイン
水中では、声を出して話すことが出来ませんので事前にサインを決めています。
以下は、一般常識のサイン方法です。
 マスク潜水の場合は、地上と更新できるものもありますが、一般には高価なので不可能です。

 

 


潜水病
スキューバーダイビングで一番注意せねばならないことです。
つまり、水圧の中で高圧の空気を吸って潜水していると、空気の中にある窒素が
人間の血液の中に入り込みます。このとき急に圧力を下げる(急浮上)と、血液に
溶け込んでいた窒素が気泡となって血液が循環しなくなり死に至るのです。
 ゆえに、窒素が気泡とならないようにゆっくりと浮上する必要があります。
一般には、自分の吐く空気の泡(親指より小さい気泡)より早く浮上しないことです。
米軍の潜水仕様にもとずいて推進にあった潜水時間や浮上方法をせねばなりません。
30メーター以上もぐる場合は、事前に計画を立てておよそ10メートル当たりに緊急用の
ボンベを用意しておき、何かあった場合は、ここで減圧して上がってくる方法をとる必要
があります。一番死亡率の高いのは、10メートルですのでここからの浮上が重要です。
 海峡などの所では、海流によって自然に遠くへ流されてしまうので注意が必要です。
いくら人間がもがいても海流には、勝てません。
アマチュアの場合は、常に船の上で、監視員を置いておき、海底に沈めたロープなどで
ゆっくり浮上出来るようにして練習すべきです。



「耳抜き」の方法と原理
膿に5メートルほど潜水すると、水圧によって耳が圧迫されて痛くなります。ゆえに「耳抜き」
という方法で水圧と同じ内圧にするために鼻の内側から圧力を加えて調節します。

潜水医学
日本の潜水医学については、潜水医学の専門家がほとんどいません。実際、大学病院には、
減圧室を持っているにもかかわらず、減圧症の治療については、非積極的です。
たとえ、潜水医学について知っていても、そこまで運ぶのに時間がかかり生命は期待でき
ないでしょう。
 ですから、潜水病にかかってしまったら、もう命が無いと考えてもぐってください。


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